アルコット
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足を支える
完全ガイド

中敷きを入れて終わりにしないための一冊です。朝の一歩目を変えるのは、道具そのものより、はき方と一日の過ごし方のほうです。読むのに10分かかりません。

01

朝の一歩目が痛い、そのしくみ

足の裏には、かかとの骨から指の付け根まで、太いすじが1本通っています。土踏まずを橋だとすると、すじは橋の下に張ってあるロープです。

立つと体重で橋が沈み、下のロープが引っぱられる。その力は、いちばん細いところ、つまりかかとの付け根に集まります。これが一歩ごとに起きます。1日8,000歩なら8,000回。立ち仕事なら1万回を超えます。

朝、床に足をつける
寝ているあいだ、足を使わないのですじは縮んで固まる。朝いちばんに床をつくと、そこが一気に伸ばされる。

だから朝の一歩目がいちばんつらく、歩いているうちに楽になります。

楽になるから「たいしたことない」と思って、また1日1万回に戻る。この行き来が続くかぎり、かかとの付け根にかかる力は1回も減っていません。

狙うのは痛みではなく、沈む回数のほうです。

02

中敷きが実際にやっていること

やることは2つで、2つ同時でないと意味がありません。ひとつは、歩くたびに土踏まずが沈むのを止めること。橋が沈まなければ、下のロープは引っぱられません。

もうひとつは、それが仕事の終わりまで変わらないこと。引っぱりは一歩ごとに来ます。朝だけ支えても、昼に潰れたら、そこから先は何も入れていないのと同じです。

1点で押し上げてはいけない

土踏まずを1か所だけ盛り上げて持ち上げると、今度はそこが痛くて履けなくなります。上の8つの粒で体重の乗る点を散らし、下の六角の底で、踏まれたところだけが沈んで押し返す。面で持ち上げて、点で突かない。

自分の中敷きを見分ける方法はひとつです。夕方、指で押してください。朝と同じだけ戻りますか。戻らないなら、そこで潰れています。潰れた上では、土踏まずは今日も同じだけ沈んでいます。

アルコットも沈みます。ゼロではありません。180日はいて0.8ミリでした。

03

はき始め

慣らす期間はありません。いつもの靴の中敷きを1枚入れ替えたその日から、一日中お使いいただけます。

初日から
いつもの靴に入れて、そのまま一日中。土踏まずに今までなかった当たりを感じますが、痛みでなければそのままで大丈夫です。
はじめの数日
夕方に土踏まずが少し張るのは、支えが効いて使う筋肉が変わったからです。
1週目
朝の一歩目の感じを毎朝ひとつだけ記録してください。10段階で十分です。
2週目以降
忙しい日ほど先に入れる。長いシフト、棚卸し、連勤。足にいちばんかかる日ほど、朝に入れておく。
靴に中敷きを入れる
新しい靴を買う必要はありません。いま毎日はいている靴に入れるのがいちばん効きます。

裏側にサイズごとのカット線があります。靴に対して長い場合は、ふつうのハサミで線に沿って切ってください。かかとと土踏まずの支えはそのまま残ります。

04

手入れと、替えどき

ぬるま湯と中性洗剤で手洗いします。洗濯機と乾燥機、ドライヤーの熱風は使わないでください。形が変わります。洗ったら陰干しで完全に乾かしてから戻します。直射日光は避けてください。

中敷きを手洗いする
毎日はく人ほど、乾かす時間が足りなくなる。2足あると片方を乾かしながら回せる。

替えどき

日数では決めません。夕方に指で押して、朝と同じだけ戻らなくなったときです。そこから先は、支えていない時間のほうが長くなります。

05

靴、立ち方、床

靴

かかとが左右にぐらつく靴だと、中敷きが支えても足がその上で動きます。かかとを指で挟んで、左右にねじれない靴を選んでください。ひもやベルトで甲を締められるものが確実です。

立ち方

片足に体重を預けて立つ癖があると、その足だけ沈む回数が倍になります。信号待ちやレジ待ちで、両足に半分ずつ。これだけで一日の回数がかなり変わります。

台所のマットの上に立つ
素足で硬い床に立っている時間が、いちばん支えのない時間。台所と洗面台の前にマットを1枚。

休み方

「痛かったら休む」は、最初の数週間までの話です。休むほどすじは縮み、縮んだところに次の朝の一歩目が来ます。支えた状態で動くほうが、支えずに休むより足には楽です。

06

やりがちなこと

  1. 01柔らかい中敷きを選ぶ柔らかいと、踏んだときに土踏まずごと沈みます。沈むものは、沈むのを止められません。
  2. 02痛むところを強く伸ばす伸ばすたびに、いちばん負担が集まっているところをさらに伸ばしています。
  3. 03靴だけ買い替える土踏まずの下に沈まないものが入っていなければ、土踏まずは同じだけ沈みます。
  4. 04痛い日だけ入れる入れない日に、いつもどおり沈んでいます。効くのは連続した日数のほうです。
  5. 05朝いちばんに硬い床へ素足で降りるいちばん固まっている瞬間に、いちばん支えのない状態で立っています。ベッドの横に履くものを置いてください。
07

今日からの手順

2週間たったら、毎朝つけた10段階を並べて見てください。日によって上下しますが、見るのは平均ではなく、いちばん悪い日の数字です。平均より、悪い日のほうが先に動きます。

使っていて分からないことがあれば、そのまま聞いてください。サイズの合わせ方でも、カットの位置でも構いません。

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このガイドは、アルコットをご注文いただいた方への特典です。中敷きの使い方と、日々の過ごし方をまとめたものです。
痛みが強い、腫れがある、しびれがあるなど、気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。

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